JPX

運営会社:ブロードマインドは
東証グロース市場に上場しております。

Powered By
b-minded

マネプロトップ > コラム > 生命保険 > 保険相談はどこがベスト?FP、保険会社、保険ショップを徹底比較

保険相談はどこがベスト?FP、保険会社、保険ショップを徹底比較

生命保険

結婚、出産、住宅購入、子どもの独立など、人生にはライフスタイルが大きく変わる瞬間が何度もあります。ライフスタイルが変われば必要な保険の種類や保障額が変わるため、その都度で保障内容の見直しや新しい保険の検討、家計の見直しなどが必要になります。

ライフスタイルに合わせた保険の見直しをすることが大変に感じる場合、FP(ファイナンシャルプランナー)への相談がおすすめです。

本記事では保険の比較検討や見直しなどの相談先の種類と、保険の相談にFPをおすすめする理由、FPを選ぶときのポイントなどをご紹介します。

監修者
監修者佐藤 拓也

全国に約800世帯、約1100名のクライアントを抱えるファイナンシャルプランナー。

家計相談や生命保険の見直し、資産運用の相談、相続・税務対策など幅広く活動し、年間200世帯以上のお客様と個別相談を行いながら、子育てにも尽力している二児のパパ。

【保有資格】
・MDRT入賞9回 ・TLC(生命保険協会認定FP) ・CFP ・IFA(証券外務員1種) ・ファイナンシャルプランニング技能士1級

将来のお金の悩み、何でも
マネプロに相談しよう
マネプロとは?

特定の金融機関に偏らない立場で、幅広い選択肢からお客様に最適なものをご案内する“おかねのプロ“です

保険相談とは

保険相談とは、保険についての不明点やおすすめの商品を相談できるサービスのことです。保険の相談を受け付けているのはFP(ファイナンシャルプランナー)などの資格を持つプロの相談員であり、保険以外にお金やライフプラン全体についてアドバイスを得ることもできます。

保険は月数千円~数万円の保険料を継続して支払う場合もあれば、一括で数百万円を支払うこともあるため、「人生で2番目に高い買い物」といわれることがあります。適当に決めるのではなく、相談者が本当に必要とする保障を得られるように商品を比較して選ぶことが大切です。

保険相談を利用すれば、無駄な保険料の支払いを避け、最適な保障プランを見つけやすくなるでしょう。

 

保険相談は無料が基本

保険の相談は、FP資格を持つプロが在席している事務所や、ショッピングセンター、街中に出店している保険の相談窓口などで実施されています。

いわゆる保険のプロに相談できるサービスですが、基本的に無料で料金はかかりません。

1回の相談に使える時間は窓口ごとに異なりますが、1~2時間程度です。しかし、人生の安心に関わる保険を2時間以内に決定することは簡単ではありません。

何度もお店に通ったり、オンラインで担当のFPと話したりして、納得できるまで検討したうえで「本当に保険に加入するのか」「どの保険に加入するか」などを決定することになります。 

多くの保険相談では基本的に何度利用しても手数料や相談料が発生しないため、納得できるまで何回でも相談できます。

 

保険のプロに保険の相談をするメリットとは

FPなど保険のプロに相談することのメリットは、ご自身の家庭の状況や健康状態に合う保険を提案してもらえることです。

自分で調べた保険に加入することもできますが、過剰な保険料を支払うことになったり、保障が不足していざというときに困ることがあるかもしれません。

その点、保険のプロであるFPに相談すれば、将来の人生設計や社会保障制度を加味したうえで必要な保険金・給付金額を算出してもらえ、適切な保険に加入しやすくなります。

 

約9割の人は保険に加入している!保険について知識を持つことは非常に大切

保険について、「加入しなくても問題ないのでは?」と考えたことがある方もいるのではないでしょうか?

生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」によれば、生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入状況は以下のとおりになりました。

【生命保険の世帯加入状況】

全生保 民保(※)
加入率 89.8% 80.3%
加入件数 3.9件 3.2件
普通死亡保険金額 2,027万円 1,927万円
年間払込保険料 37.1万円 35.9万円

(※)民間の生命保険会社

出典:生命保険文化センター|2021(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」

 

全生保(民保のほか、簡保、JA、県民共済・生協など)を見ると、加入率は89.8%と、約9割の世帯が何らかの保険に加入しています。加入件数も平均3件以上と、私たちの生活に保険が欠かせないものであることが分かります。

選ぶ保険の内容で今後の万が一の事態に適切に対処できるかが変わってくるため、迷ったときは保険のプロに相談して正しい知識をもとにアドバイスを受けることが大切です。

 

保険の加入前に考えておくべきこと

保険の相談をする前には、以下のような情報を事前に用意しておきましょう。

・保険に加入する目的
・希望している保険の種類
・毎月支払える保険料の目安
・希望する保障内容(保険金額・給付金額)
・家族構成
・現在から将来までの家族のライフプラン
・既往歴

上記のような情報を事前に準備しておくことで、相談した際に自分や家族に合う保険をスムーズに案内してもらうことができます。

 

保険の相談をするなら「FP」「保険会社」「保険ショップ」が選択肢になる

保険の相談をする相手としては、大きく分けると「FP(ファイナンシャルプランナー)」「保険会社の営業」「保険ショップ(保険代理店)」の3つがあります。

それぞれ特徴やメリットが異なるため、ご自身が相談したい内容に合う相談相手を選ぶことが大切です。

3つの相談相手の特徴をまとめると、以下のとおりになります。

【主な保険の相談先比較一覧】

FP 保険会社 保険ショップ
保険の
種類

複数の保険会社

自社商品のみ 複数の保険会社
場所 自由 自由 店舗のみ
時間 自由 自由 営業時間内
相談内容

・保険の相談
・保険の見直し
・資産運用
・住宅ローン
・老後資産設計など

・保険の相談
・保険の見直し

・保険の相談
・保険の見直し

一般に、FPと保険ショップは複数の保険会社の商品を扱うことができます。一方の保険会社の場合、営業担当が所属する保険会社の保険商品から利用者の希望に合う商品を紹介してもらう形です。

 

FPはライフイベントに沿ってお金全般の相談ができる

「FP」「保険会社」「保険ショップ」のなかでも、相談の自由度が高いのが「FP(ファイナンシャルプランナー)」です。

FPは複数の保険会社の商品を扱っており、特定の保険会社の商品だけではカバーしきれない保障に関しても、複数社の商品を組み合わせた提案をしてもらうことができます。

また、保険の相談や保険の見直しだけでなく家計の見直しや資産運用などにも対応しており、相談者の理想のライフプランを実現するための総合的なアドバイスを受けることができます。

相談する場所が自由な点も、FPのメリットです。FPが所属する事務所のほか、相談者の自宅や最寄りのカフェで相談ができるため、日常生活のなかで相談する時間を見つけやすいです。オンラインに対応しているFPなら、「対面する時間がない」という方でも気軽に相談が可能です。

なお、相談するFPを探すときは「企業系FP」と「独立系FP」に分かれていることを事前に把握しておきましょう。

企業系FPは、複数のFPが在籍する相談サービスを展開する企業などに所属するFPのことです。FPは企業に雇用されていて給与を受け取っているため、相談サービスを利用しても料金が発生しないことが多いです。

一方、独立系FPは企業に所属しておらず、個人で事務所を構えているFPのことです。企業に所属しないことから取り扱える保険や投資商品に制限がなく、相談者の状況に合わせた最適な商品をアドバイスしてくれます。一方、FP事務所によっては相談料が発生する場合があります。

 

1社の保険会社の商品に特化して話を聞くなら「保険会社」がおすすめ

特定の保険会社の保険商品が気になっている場合、その保険会社の営業職員に話を聞いてみることをおすすめします。営業職員は所属する保険会社の商品を隅々まで把握しているため、不明な点や心配な点を質問すれば丁寧かつ詳細なアドバイスを得られるでしょう。加入したい保険会社がすでに決まっていて保険会社選びをする必要がない方の場合、保険会社の営業職員への相談が向いています。

FPと同じく、保険を相談する場所が限定されていない点もメリットです。自宅はもちろん、近所のカフェや勤務している会社など、さまざまな場所を指定して無料で保険相談ができます。

ただし、保険会社の職員に案内してもらえるのは、当然ながら所属している保険会社の商品のみです。ほかの保険会社の商品に気になる商品があっても、その営業職員に相談できない点は注意しましょう。

 

複数の保険の比較をするなら「保険ショップ」がおすすめ

複数の保険商品からご自身に最適な保険を案内してもらいたい場合、保険ショップも選択肢になります。保険ショップは、複数の保険会社の商品を扱っている保険代理店が運営している保険相談用のショップです。

保険ショップの相談員は社内教育を受けたり、FPの資格を取得したりしたプロフェッショナルが多く、複数の保険会社の商品のなかから、最適な商品選びを手助けしてくれます。

保険ショップは来店型の代理店であり、保険の相談をするには店舗に出向く必要があります。とはいえ、全国の大きなショッピングセンターやショッピングモールに展開しているため、アクセスは良好です。休日にショッピングをしながら気軽に保険相談に訪れることができます。

 

家計全般のお金の悩みを解決するなら「FP(ファイナンシャルプランナー)」への相談がおすすめ

保険も含めて家計全般の見直しを希望していて、複数の保険会社の商品を幅広く比較検討したい方は「FP(ファイナンシャルプランナー)」への相談をおすすめします。

FPは保険だけでなく、資産運用や土地活用、年金の仕組み、老後の備えに必要な資金作りまで、さまざまな知識を有しています。また、FPによっては介護制度や終活、税金などの制度に詳しく、理想とするライフプランの実現のために必要なあらゆる分野のアドバイスをしてくれます。

 

ファイナンシャルプランナー(FP)とは

保険選びや見直しを含め、人生の夢や目標のために必要な資金計画を立てることを「ファイナンシャルプランニング」と呼びます。

FP(ファイナンシャルプランナー)は、相談者が夢や目標を達成するために見直すべき「お金」の貯め方や使い方について、サポートをする専門家のことです。

ファイナンシャルプランニングを実行するには保険だけではなく、社会保障や資産運用、不動産、退職後のライフプランニング、相続など、お金に関して総合的な知識が求められます。

FPは資格の取得を通じて総合的な知識を身に着けているため、家計全般のお金の使い道についてのアドバイスが可能です。

実際の相談では相談者の人生の目標を聞き取ったうえで、家計の収入・支出や資産・負債、保険の加入状況などを踏まえ、長期的に人生の目標を達成するための行動計画表(ライフプラン表・キャッシュフロー表)を作成してくれます。また、相談者が実際に家計の見直しを実行する際、実行を援助して目標の達成をサポートすることも仕事に含まれます。

 

ファイナンシャルプランナーとの保険商品選びの進め方

FPと一緒に保険を選ぶ場合、必要保障額を算出することから始まります。

例えば既婚の場合、ご自身に万が一のことがあったときに残された家族が生活するのに必要なお金が「必要保障額」となります。ただ、実際には「貯金」「遺族年金」などがあるため、必要生活費の全額を保険でカバーする必要はありません。

また、住宅を購入した方は団体信用生命保険に加入しているため、自宅の購入後は必要保障額が変わることがあります。ローン契約者が亡くなって住宅ローンを返済できなくなった場合は、生命保険会社が住宅ローン残高相当の保険金を銀行に支払って返済されるため、ローン返済分は必要保障額に含めなくても良くなります。

「独身か、既婚か」「子どもは何人いるか」「持家か、賃貸か」など、さまざまな条件によって必要保障額が異なり、どの保険に加入したほうが良いのかの判断も変わります。

複雑な前提条件から必要保障額を計算するのは難しく、保険と生活設計のプロであるFPに相談するのがおすすめです。

 

自分に合ったFP(ファイナンシャルプランナー)選びのポイント

ひとくちにFPといっても、保険選びや保険の見直しに対してどのくらいの知識を持っているかは異なります。単にFPの有資格者を選ぶだけでなく、自身の悩みに対して深い知識を持っているFPを相談相手にすることが大切です。

ここでは、自身に合うFPの選び方のポイントとして4つご紹介します。

 

1.FPの得意分野が自分の悩みと合致しているか

ひとくちに「FP」といっても、得意としている分野は人によって全く異なります。そもそもFPの学習範囲は非常に幅広く、以下の6つの分野を学びます。

  • ・ライフプランニングと資金計画
  • ・リスク管理
  • ・金融資産運用
  • ・タックスプランニング
  • ・不動産
  • ・相続・事業承継

 

例えば保険会社や保険ショップに在籍するFPなら「リスク管理」、不動産会社に在籍するFPなら不動産に強いです。一方、家計の悩み全般の相談を請け負う会社に所属するFPの場合、人によって得意分野が分かれます。

ご自身の悩みに対して専門的な知識を有しているFPを選びましょう。また、得意としている分野が幅広いジャンルに及ぶかも大切です。「保険に特化している」「不動産以外のことは分からない」というFPよりも、6分野の知識をまんべんなく持っているほうが相談しやすいです。

相談者が子どもの教育費のために「学資保険」を探していたとして、FPが幅広い分野の知識を持っていれば他の保険や資産運用といった別の切り口からアドバイスを受けられる場合があります。

また、税理士や社労士、行政書士など、ほかの士業の専門家とのネットワークがあるかも確認しておきましょう。専門家との強固なネットワークがあれば、FPで判断できないことでも横のつながりで解決できる場合があります。

 

2.どこまでフォローしてくれるか

お金の悩みを相談するFPを探す場合、「アフターフォローが充実しているか」も重要な比較要素になります。

FP相談では理想とするライフプランを実現するための「ライフプラン表」などの資料を作って実際の家計管理の方向性などのアドバイスをしてくれますが、ライフプランの実現は短期間で完了するものではありません。

家計の改善を実行するには、FPにおすすめされた保険などの商品の契約をしたうえで、長期にわたって収支の改善や資産運用を進めていくことになります。理想のライフプランを実現するにはライフプラン表を作成してもらうだけでなく、商品の契約のサポートやその後の長期のアフターフォローまで対応してくれるFPに相談を持ちかけることをおすすめします。

保険契約は引っ越しや結婚、出産などのライフイベントがあると契約変更の手続きが必要であるため、その点でも1つの窓口で同じFPに担当してもらうほうが便利です。

 

3.相談料

FP選びのポイントとして、相談料の有無の確認も重要です。FPのなかには、以下のような理由から無料で保険の見直しなどの相談を受け付けているケースがあります。

  • ・販売した金融商品の会社から報酬を受け取れるから
  • ・あえて無料にすることで長期的なお付き合いを目指しているから
  • ・相談実積をFPとしてのステータスにしたいから

無料で相談を受け付けることでFPにとっても売上確保や販路拡大などのメリットがあるため、必ずしも無料だからアドバイスのクオリティが低いということはありません。コストをかけずにアドバイスが欲しい場合は、無料で相談に乗ってくれるFPを選びましょう。

 

4.継続的に相談しやすいか

アフターフォローのサービスがあるFPでも、継続して相談しやすい仕組みになっているかは必ず確認しましょう。最近はオンラインでの相談やアフターフォローに対応したFP相談サービスが登場しています。オンラインなら自宅にいながらFPと通話できるため、継続して相談をしやすいです。

また、FP相談サービスによっては相談場所にカフェを指定できることもあります。「家では小さな子どもがいるからゆっくり相談できない」というケースでも、子どもをパートナーに預けてカフェで相談ができれば便利でしょう。

ライフスタイルに合った相談場所を選べれば、継続してアフターフォローを受けやすいです。

 

FPに相談する前に準備しておきたいこと

FPがアドバイスの内容をまとめるには相談者の家計の事情や将来の目標を知っておく必要があります。

FPに家計や保険の相談をする前に、以下の2点の準備を整えておきましょう。

 

お金を貯める目的・ライフプランを明確にする

FPに保険を含めた家計の見直しの相談を持ち掛ける前には、お金を貯めることの目的や「ライフプラン」を明確に決めておくことが大切です。

ライフプランは文字どおり人生の計画のことで、将来どんなイベントに対してどれくらいのお金を準備するべきかを考える「マネープラン」のベースになるものです。

例えば老後資金の準備について、何歳で定年退職して老後を過ごし始めたいのか、毎月どのくらいのお金を使って生活したいのかによって、現役世代に貯めるべき貯金額が変わります。「早く退職して趣味を満喫しながら生活したい」という場合は貯金では老後資金が不足する可能性があり、若いうちから老後の生活のために資産運用する必要があるかもしれません。投資商品によってリスクや期待値が異なるため、投資をするなら理想とする老後を実現するにはどんな商品にいくら投資するべきかシミュレーションが必要です。

お金を貯める目的やライフプランが明確になれば、逆算してどのような対策を講じるべきかFPが試算しやすくなります。

 

現在の収入・支出・貯蓄を整理する

保険を契約するにも将来のために貯金や投資をするにも、使える「お金」があることが大前提です。保障を見直したり資産運用を始めたりするには、現在の「収入」「支出」「貯蓄」をFPが把握し、ライフプランの実現が現実的にできるかを判断することになります。

収入・支出・貯蓄の現状をFPに伝えるには家計簿をとっておくと便利ですが、大まかな支出と収入をまとめておくだけでもシミュレーションは可能です。家計の見直しで無駄を省くことができれば、余裕ができて無理なく保険加入や資産運用がスムーズに進みます。

 

まとめ

保険の相談先としては「FP」「保険会社」「保険ショップ」といった選択肢があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。複数の保険会社の商品を比較検討したい方や、好きな場所で好きな時間に相談したい方はFPへの相談がおすすめです。

FPは保険選びや見直しだけでなく、家計の見直しや資産運用について専門的な知識を持っている有資格者です。理想とするライフプランを実現するために必要なことについて、総合的なアドバイスを受けられます。

保険だけでなく、お金回りのこと全般を考えたい場合は、気軽にFPへ相談してみましょう。

将来のお金の悩み、何でも
マネプロに相談しよう
マネプロとは?

特定の金融機関に偏らない立場で、幅広い選択肢からお客様に最適なものをご案内する“おかねのプロ“です

  • ID:BM–570

関連記事

Page Top